シチリア島にやってきた!
こんにちわ。miyucolorです。いつも色のブログをご覧いただきありがとうございます。
旅行先のイタリアシチリア島の街シラクーザから色に関するブログをお届けします。
さて、今回の旅は、イタリア1ヶ月ノープランで感じるままに動く時間に縛られない旅。
そんな自由気ままな旅でも色に注目して発信します。
さて、今日は、宿にしてるシラクーザのオルティージャ島の街並みのあちこちで見かける「ムーア人の頭」についての解説です。
このカラフルな植木鉢にグリーンの植物がよく映えています。
「ムーア人の頭のお話」
時は1000年代、アラブ人がシチリアを統治していた時代にさかのぼります。
当時、シチリア西部のパレルモにとても美しい少女が暮らしていました。
その少女は、日頃はほとんど家にいました。
そして、バルコニーで花の世話をしていたそうです。
ある日、一人のムーア人の男性が通りかかりました。
彼は少女に一目惚れし、愛を告げました。
少女はムーア人の情熱に押され、関係を持ちました。
しかし、ある日ムーア人は少女を置いて、自分の国へ帰って行きました。
なぜなら、ムーア人には、国で待つ妻と子供がいたからです。
そのことを知った少女は、再びムーア人がシチリアへ戻った時、、、、、
ムーア人が眠りに落ちるのを待ち、眠ってるムーア人の首を切り落としました。
なぜなら、そうすれば、「いつも一緒にいられるから」と思ったからでした。
少女はムーア人の首をベランダに置き、バジルを植えました。
そのバジルは、よく育ち、たちまち近所の評判になりました。
そこで多くの人が真似をして、わざわざムーア人の頭をデザインした鉢が流行りました。
この鉢は、「デスタ*ディ*モーロ」と呼ばれていて、シチリアの名物の一つです。
男性はムーア人、女性はシチリア人として、顔の色で変化をつけてるようです。