6月のタイ、サムイ島の夕焼けの色がたまらなく、癒された。
たった数分での夕焼けの色の変化ですが。。
色の見え方のお話。
夕陽が赤く見えるのは????
太陽光が大気中を通過する距離と光の散乱によるものです。
夕方になると太陽の位置が低くなり、光が大気中を通る距離が長くなります。
この過程で、青い光は待機中の埃や粒子にぶつかり散乱しやすく、地表まで届くにくくなります。
一方、赤い光は散乱されにくい性質があり、長い距離を通過しても地表まで到着しやすくなります。
そのため、夕方には赤い光が主に私たちの目に届くことになり、太陽や空が赤く見えるようです。
光は散乱と透過、吸収を繰り返し、変化しながら、私たちの目に色として届くのですね。
赤い夕陽は大気中で壮大な散乱を潜り抜けてたどり着いた光の色であり、人間の心の目にも愛おしく
届く存在なのかもしれません。
自然界の光と色の関係には、このような物理的な現象があるのですね。
さて、色の見え方ってほんとに不思議ですが、光の散乱、透過、吸収の物理的現象により、人間の目に届いた光の色を色として判断するのですが、この写真にある2色のトロピカルドリンクも赤い方は赤い光が目に届き、緑の方は緑の光だけ人間の目に届いていて、人間が心理的に『この色』として認識しいるということです。