60代ご夫婦がやっと手に入れた癒しの空間は、照明の色と形を変えただけ!
60代夫婦も感動!照明の色はリラックス空間の基本です。
こんにちわ。miyucolorです。
いつも『センスは色で決まる!』色のブログをご覧いただきありがとうございます。
このブログは日々の暮らしに見られる様々な色の効果と活用法をお届けしています。
さて、今回は、照明の色で成功したマンションリフォーム例をご紹介します。
まず、こちらのお家は60代ご夫婦二人暮らし。

照明の色
子供さんたちも独り立ちして、ご夫婦だけの生活になり、ゆったりした豊かな老後のためにリビングダイニングのリフォームを依頼してくれました。
常に整理整頓されたお家でしたが、まず気になったのが、照明でした。
天井にお部屋全体を照らすシーリングランプが2つ。照明の色は、白い昼白色のただただ明るい光でした。
この昼白色の光の色は、昼間の外部と同じくらいの明るさを持ち、外が暗くなる夜の時間は、明るさがさらに際立ちます。
リラックスしたい空間でこの明るさは厳しいものがあります。
さて、この照明の色(色温度)は、ケルビン(K)という単位で表されています。
そして、この色によって、人間の身体・脳・感情は大きな影響を受けますので、用途に応じた照明選びは、日々の暮らしの中で一番大事なことなのです。
<室内照明のランプの色での影響>
1、電球色(2700〜3000K) *温白色
- メラトニン(睡眠ホルモン)の分泌を抑制しにくい
- 副交感神経が優位になりやすい
- リラックス効果が高い
- 食欲が増進しやすい(暖色効果)
2、昼白色(4500〜5500K)*ナチュラルホワイト
- 最も自然光に近く、目への負担が少ない
- 覚醒とリラックスのバランスが良い
- 集中力と気分が安定しやすい
- 色再現性が最も高い
3、昼光色(6000〜6700K)*クールホワイト
- メラトニン分泌を強く抑制する(ブルーライト成分が多い)
- 交感神経が優位になり、覚醒度が上がる
- 気分が活動的になる
- 集中力・作業効率が上がるが、長時間だと疲れやすい
これらの特徴にもあるように、リラックスを求める自宅のリビングダイニングには、電球色の灯りが最適です。
ということで、まず、昼白色のシーリングランプを電球色のシャンデリアに付け替えました。
お二人での生活なので、できるだけリラックス要素を増やすために、部屋のあちこちにテーブルランプやフロアランプも追加しました。

ダイニングスペース

フロアランプで穏やかな空間を演出

リビング
ご覧のように、ランプの色を電球色に統一すると、穏やかな癒しの空間になったでしょ。
また、今回は、壁の一面をグレージュの壁紙に替え、一人がけソファもグレージュの花柄に張り替えして雰囲気を統一しました。
リビングとダイニングが一体になったお部屋なので、イメージを統一して、色もグレージュを基調に選んだカーテンは、グレイッシュなミントグリーンの縦ラインのレース素材。
お部屋全体をクラッシックでエレガントな雰囲気に整えました。
良い素材感のものをグレイッシュなトーンの色合いでコーディネートすることで、エレガントな空間になります。
これは、聡明で女性らしい奥様のイメージに合わせて、まとめています。
今までの住空間の写真がないのは、残念ですが、白い壁と白い灯り、白いテキスタイルと色味がない空間で、寂しく落ち着かなかったようです。

アクセントカラー、ミントグリーン

ダイニングスペース
<マンションリフォームまとめ>
たった2日間の施工期間で見違えるように変わったリビングダイニングスペース。
昔ながらの日本の家では、お部屋全体を煌々と照らす照明が一般的でした。
しかし温かみのある電球色の色合いで、心身に良い効果があることが広まり、工夫をしておられる家も増えました。
今回、依頼いただいた60代のご夫婦は、家で観ることが増えた海外映画の中でのインテリアを実現したいと思われたそうです。
ご自身でもテーブルランプを一つ取り入れてみたそうです。
しかし、たった一つテーブルランプを置くだけでは満足できないですよね。
インテリアは、何か一つ追加したり減らしたりするだけでは、あまり意味がありません。
全体を見渡して、空間をトータルでコーディネートする必要があります。
照明を変えた後は、雰囲気を統一して、壁紙を変える、カーテンを変える、家具の生地を張り替えるなど、プラスしながら、全体をまとめること。
完成した後のご夫婦の日々はとても充実した暮らしに癒されてるとのことです。
目から入る情報は心身に大きな影響を与えます。
日々暮らす自宅のリビングダイニングは、特に癒された空間でなければなりません。
お部屋が居心地良いと運気もアップしますよ!
ちょっとしたリフォームで暮らしは一気にレベルアップします!


